イオン社労士事務所のブログ

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高齢者の高額療養費

社会保険の被保険者、又は、被扶養者、となっている
70~74歳の高齢者の病院窓口の負担額というのは、とても厚い補償がなされていると思います。

ここでは、この高齢者の内、一般の所得区分に当たる方たちに絞って、お話します。

まず、病院での窓口負担は、1割だけです。
現役世代は、3割負担ですから、かなりの違いがあります。
また、病院に係る頻度を考慮すれば、その恩恵は相当な効果があると考えます。

また、外来でかかった窓口負担は、1月12000円までしか必要としません。
これは、この金額を超えたとき、申請をすれば、超えた金額が償還されるからです。
つまり、通院治療では、月に12000円までしか自己負担は求められません。

そして、入院も、1月44,400円となっています。
こちらは、そもそも、窓口での負担額も、この金額までです。

次に、自己負担限度額に達しなかった分や、高額療養費制度で自己負担とされた分、
を世帯で合算して、1月44,400円を超えた分も戻ってきます。

分かりにくい難解な制度ですが、来年4月より、出番が多くなるかもしれない知識となります。
それは、この高齢者の方の窓口負担額が、2割にアップするからです。