イオン社労士事務所のブログ

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不況の程度は戦後最大規模~社労士として

現在の不況は、年末ごろには、明らかになっていました。
その程度については、各人により様々でしたが、既にニュースで、
「100年に1度」
「これまでに誰も経験をしたことが無い」
「未曾有」
などという言葉で表現されていました。

私たち社労士業界にあっても、
中小企業緊急雇用安定助成金が創設され、
瞬く間に改善が行なわれ、
事業主からの反響の高さに唖然としたものです。

そして、先日のGDPの発表で、戦後最悪とされ、決定的となりました。

ところが、先月1月の末頃に、とある方に出会い、この話題になった時、
「大した事ない、これまでのITバブル、平成不況、よりもひどくない」
と告げられ、ひどく驚きました。
その方は、同業者でしたが、私よりも先輩で、たくさんのお客様を抱えておみえです。

その様な方が、こんな感想を抱いて、この大不況時代に、社労士として業務を行っている事が、
事業主に対して、どれほどの貢献をできるのか、と思うと、大変残念な気持ちでした。

この話題とは別に、先日、顧問社労士さんが中小企業緊急雇用安定助成金の手続きができない、
との事で、当事務所に当該助成金の依頼が入ってきました。

こちらの社労士さんにしても、この大不況時代に、事業主に対して、真の貢献ができているのか、
大変心配です。

何故なのでしょう、現在、社会保険労務士として、企業に貢献できる最大の手段は、
中小企業緊急雇用安定助成金の申請であり、雇用の維持に貢献する事に他ならないはずです。
にも拘らず、この本道に進んでこられず、その事に対して、いろいろな理由をつけられる方が少なくありません。

言われずとも、事業主に貢献できる事を、発見し続けていきたいと、常々考えております。