中小企業緊急雇用安定助成金は、１年ごとに支給要件の確認が行われます。
現在の内容では、直前３カ月の売り上げと、その期間の１年前との金額が、５％以上減少、
とされています。
しかし、間もなく、助成金の利用を始めて、１年を経過しようとする企業は、
ちょうど今から１年くらい前が売り上げの底で、
ここにきて、回復してきている場合が少なくありません。
そうすると、現在設定されている支給要件では、クリアできない事態が発生してきてしまいます。
では、売り上げが回復してきたといって、経営が安定するほどのレベルに達しているかというと、
そういう企業はまれでしょう。
つまり、企業としては、２年目の助成金の利用も必要としているところです。
このままでは、大変な事になってしまう、この助成金の業務に携わりながら、心配していたところです。
その様な時に、本日の日経新聞に、嬉しい記事がありました。
「政府が２回目の確認には、２年前の売り上げと直前の売り上げとの比較でも可能とする方向で調整中」
と記されいたのです。
これまでにも、中安金の改正の際には、事前に、今回の様に速報が掲載されていました。
今回の改正予定も、現実性が高いと思われます。
