テレフォンショッキングのゲストとして呼べれたAKB48のメンバーがさらっと
言い放った家訓「勝って奢るな負けて腐るな」が未だに鮮明に記憶に残っています。
これまで私が歩んできた中で心がけていた事がすっきりと収まっていて、
その言葉を聞いた時、何度も反芻していました。
駆け出しの頃は、その日にしなければいけない仕事が無い、なんていう日も珍しくありませんでした。
それでも、開業したての時には、顧客開拓に向け、ダイレクトメールや飛び込み営業等で、
仕事を自発的に作り出し、暇を持て余さない様にしていました。
ですが、成果が上がらなければ、そのモチベーションを維持する事はとても大変です。
半年経った頃には、すっかりと開業時の気力は失っていました。
そして、そのまま気力が失われたままでは、腐ってしまいます。
ここからの脱出には、とにかく大きな期待を持たない生き方をする事が大切になります。
そもそも、見返りを期待して営業活動をするから、その反動により、脱力感にさいなまれてしまいます。
さて、開業して数年が経ち、事業基盤が大きくなってくると、天狗になってしまいがちです。
ここが失敗の曲がり角です。
常に、それまでの姿勢や方針を貫き続ける事が何よりも大切です。
結局、負けている時も、買っている時も、平常心で冷静に行動する、
この事が一番大切な考え方だと思います。