イオン社労士事務所のブログ

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社会保険手続き 個人のお客様編 社労士の関わり その3

手続き上の経験の積み重ねの重みも、大切です。

手続き業務を行う上では、
必要とされる添付書類をしっかりと揃える事、
記入箇所に的確に内容を記入する事、
の2点が中心的な作業です。

これらも何度か経験を積んでいくと、変わってきます。

添付書類は、どこでもらう事ができ、どのくらいの手間がかかるのか。
記入箇所に記す事は、何を書くべきかをどうやって考えるのか、そして、
何を見て記入要素を確認すれば良いのか。

真剣に作業をこなしていると、自然と頭に入ってきます。
躓かずに進むようになると、だいぶレベルアップした事となります。

そして、更なるレベルアップとしては、何故、
その内容を記入させることを求めてくるのか、
その内側の理由まで分かってきます。

ただ、ここのところは、それを意識しないと、到達できないかもしれません。
機械的にではなく、制度の内容を確認し、要件を頭に叩き込み、
そうして、手続き作業に入ると、ここの記入項目が、
あの要件に繋がっている、とピンとくるのです。

この域に達すると、次は、初めての制度の資料を見るときに、
見方が変わってきます。
これは、こんな要件があるけれども、手続き上はどうやって確認するのだろう、
と。そんなところへ、すぐ意識が飛ぶようになります。

また、そこまでの粋に達しなくても、経験を重ねていくと、
違う制度の手続きをしているのに、前に作業したことのある
手続きと同じ要領で進めることのできる共通点が見つかります。

初めて見た時、「あれ!?」となるかもしれません。
しかし、実際には少なくない事です。
何しろ、同じ労働社会保険諸法令の中で構成されているのですから。

こんな時には、一度勉強したことですから、大変スピーディーに作業できます。

こうやって、共通点にぶつかる事は、それだけ経験を踏んでいることの
紛れも無い明かしです。

だんだんと明るいものが見えてくる時期なのです。