手続き業務を行う上では、
必要とされる添付書類をしっかりと揃える事、
記入箇所に的確に内容を記入する事、
の2点が中心的な作業です。
これらも何度か経験を積んでいくと、変わってきます。
添付書類は、どこでもらう事ができ、どのくらいの手間がかかるのか。
記入箇所に記す事は、何を書くべきかをどうやって考えるのか、そして、
何を見て記入要素を確認すれば良いのか。
真剣に作業をこなしていると、自然と頭に入ってきます。
躓かずに進むようになると、だいぶレベルアップした事となります。
そして、更なるレベルアップとしては、何故、
その内容を記入させることを求めてくるのか、
その内側の理由まで分かってきます。
ただ、ここのところは、それを意識しないと、到達できないかもしれません。
機械的にではなく、制度の内容を確認し、要件を頭に叩き込み、
そうして、手続き作業に入ると、ここの記入項目が、
あの要件に繋がっている、とピンとくるのです。
この域に達すると、次は、初めての制度の資料を見るときに、
見方が変わってきます。
これは、こんな要件があるけれども、手続き上はどうやって確認するのだろう、
と。そんなところへ、すぐ意識が飛ぶようになります。
また、そこまでの粋に達しなくても、経験を重ねていくと、
違う制度の手続きをしているのに、前に作業したことのある
手続きと同じ要領で進めることのできる共通点が見つかります。
初めて見た時、「あれ!?」となるかもしれません。
しかし、実際には少なくない事です。
何しろ、同じ労働社会保険諸法令の中で構成されているのですから。
こんな時には、一度勉強したことですから、大変スピーディーに作業できます。
こうやって、共通点にぶつかる事は、それだけ経験を踏んでいることの
紛れも無い明かしです。
だんだんと明るいものが見えてくる時期なのです。