イオン社労士事務所のブログ

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派遣会社

労働者派遣法の成立により、順調に成長してきた派遣事業が、
かのリーマンショックを機に、一気に後退してきて、
また、法令による規制の強化も相まって、更に縮小しつつあります。

派遣事業については、その事業を担う企業において、
経営への追求力がやや弱い印象を感じられます。

全ての派遣を行なう企業が該当するとは、言えませんが、
そういった状態にあたる企業の割合が、
他業種に比べ多いところは、言い過ぎとは言えないでしょう。
何故なら、一時期、経済の好調期に、派遣のニーズがみるみると増大し、
それこそ、営業活動に頼らず受注が舞い込んだ時期もあったのです。
そういった時を過してきた企業は営業力ができていませんし、
営業に限らず、例えば財務面等も、正しい姿を読み取る力ができあがっていません。

派遣へのニーズが一気に萎んだ現在にあって、
営業力も行使できず、基本的経営力が弱いのですから、
その存在を維持するだけでも、非常に苦労を要します。

夏の花火の様に、派遣事業は消失してしまった様に見えるところですが、
それが都市周辺部の製造業の多い地域では、突出しているのかもしれません。

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