数年前より、
老齢厚生年金、老齢国民年金の請求手続きの際に、
住民票コードの記載を行なう事ができるようになりました。
この住民票コードの記載を行なうかどうかは、
任意となっており、
記入がされていなくても、
請求手続きは行なう事ができます。
しかし、現実的には、
住民票コードを記載しておいた方のメリットが多数あり、
記入する事をお勧めです。
住民票コードの記載を行なう事で、
まず、請求の際の「住民票」の添付が不要となります。
そして、引越し、配偶者の死亡など、
住民票において確認ができる手続きは、
省略ができるようになります。
これは、日本年金機構が、
住民票コードを入手している事で、
年金給付に必要な情報を確認できるからです。
こういった異動の場合の手続きは、
案外失念しがちですので、
何もアクションを起こさなくても、
自動的に対応されている方が、便利といえます。
住民票コードは、通常、本人以外の人間は入手できません。
それは、個人情報に関する大事なデータを見る事ができるからです。
その為、請求手続きの際には、
ご本人により用意してもらうしか、
入手することができません。
こうして、厳重に取り扱われている住民票コードですが、
そのくらいの大切な位置づけですから、
年金給付の為とはいえ、
その都度の断りも無く、
自動的に確認が行なわれている点は、
少し微妙な印象も受けます。