イオン社労士事務所のブログ

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作業マニュアルが用意された会社はどのくらいあるでしょうか?

一部の大手企業やISO取得企業を除き、各社員が担当する業務を書面化しマニュアルとして用意されている企業は、ごく少数だと思います。

新しく入社したとき、自分が担当する業務をマニュアルを見ながら教えてもらったという経験をお持ちの方は少ないだろうと思うのです。
私も今までアルバイトや社員として、仕事を教わったときは、全て先輩から口頭で聞かされました。

○○をいつまでに提出するというような重要な取り決め
業務の中で使用する機械装置の取り扱い
といったものは、書面化されていることも多いでしょうが、業務そのものについてそれが実施されていることはまれだと思います。

業務について記載されたマニュアルとは、その業務の一連の流れ、担当する業務の一覧(範囲)、各セクションの重要度・注意点・締めきり、さらに肝心の、仕事の仕方。
この様な内容は、先輩社員から聞いて覚えることが一般的です。
でもいろいろな弊害を考えると、書面化されたものが欠かせません。

ですが、この書面化という作業がとても大変です。
なぜか難しいものです。
しかし、今後、人手不足もあいまって作業を教えることの省力化も大切です。
さらに、厳しい競争社会の中で、各部署が確実に決められた業務をこなす事が大切となります。
ですから、書面化された作業マニュアルは必要と思います。

社労士として、人事労務管理を仕事とする以上、企業への人事教育面へのサポートもするべきと感じる機会に遭遇し、この作業マニュアル作成をスピーディーに行う術がないか頭の中を駆けめぐっています。