稲沢市の西南に巨大な廃墟がある事は、意外と有名です。
その廃墟の西側に皆さんが、よく利用される道が走っており、
私も仕事で通りかかった事があります。
始めて見た時は、
何故ここにこんなに大きな建物が、
どうして使用されなくなってから放置されているのか、
というような疑問が浮かんだものです。
その後、新聞報道で、アスベストの悲惨、夜間の防犯、
などいろいろなトラブルを抱えている事を知りました。
数年前から、県を交えて、土地・建物の売却、アスベスト対策について、
動きが見え出したのは、報道の通りです。
裁判所で新しい所有者が決まり、まず建物が撤去される事が、決まりました。
同時にアスベストについては、周辺への悲惨を充分に考慮した、撤去工事が進められると
言う事も、新しい所有者が決められ、対応が進んでいました。
撤去後は、住宅地にするという考えだったと思います。
ですが、この開発行為は、単に住宅販売によるビジネスが目的だったとは思えません。
撤去工事分、割高となるであろう住宅の販売価格、
一度、イメージの悪化している場所で苦戦しそうな販売動向、
非常にリスクの大きなものだと考えます。
新しい所有者は、その事に気がついていない訳はありません。
それを踏まえての行為ですから、
何かの縁での地元への恩返し、
社会的貢献、
というような目的もあったのではないでしょうか?