イオン社労士事務所のブログ

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コーチング

コーチングという場面の中に登場する人物は、コーチとクライアントです。
クライアントの中に埋もれいてる答えを、
クライアント自身が導き出す為のお手伝いをする行為を、コーチングといいます。

コーチングはまだまだ新しい概念です。
2000年頃に始まったとされているようですから、
やっと10年くらいの年月が経ったところです。

その間、スキルなどの開発研究も進められ、
コーチングのレベルが上がっていると共に、
多くの方々から支持を得て、広く普及しています。
今、まさしく旬なのです。

しかし、否定する訳では無いのですが、
私の中には、それほど真新しさはありません。
相手の中に隠れているものを教えてもらう、という行為は、
実は職業によっては自然と求められている場合もあります。

例えば、営業職です。お客様が漠然と抱えてみえる不満点を明らかにし、
その改善案を提案するという事は、今に始まった事ではありません。
この潜在的なものを顕在化させるには、お客様に質問するしかありません。
つまり、営業という職種においては、自然とコーチングが行われているのではないか、と考えます。

また、社労士業でも同じ様な事が言えます。
専門家でないお客様はご自身の抱える釈然としないところをはっきりと表に出せない事が多いです。
そんな時、周辺の質問から進め、焦点を明らかにする、という事は、私には欠かせないアプローチです。

現在では、論理的・科学的にコーチングの定義が固められつつあります。
そういった部分は、これまでには行われていなかった事です。
書面化されて、初めて認識されるという事は今に始まった事ではありません。
また、広く普及させる、という意味からも、今の流れはどんどん進めていってもらいたいです。