イオン社労士事務所のブログ

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本の出来

私は、本の評価を、
1.実用性があるか
2.価格と内容のバランスは適切か
3.文章の作文レベルが一般水準以上か
という3点を基準に判断しています。

1.
実用性があるかどうかは、本を読んでみて、現実世界で活用できるかどうかをつながります。 せっかくお金を払って購入した情報を、読んでみてそれで終わりでは、もったいないです。
ですから、本の方には、より詳しく、具体的に、内容が記されている事を望みます。また、本で上げられているケース意外でも、応用が可能なような配慮があるとありがたいです。また、実際に使用できるツール類が紹介されている場合も助かります。
上記のような考え方ですので、そもそも仕事の無関係の本は全く買っていません。例えば、経済・金融・政治は全く読んでいません。これらの内容は、テレビや新聞で知り得た情報で、私の現実世界では十分に通用します。それ以上詳しい事を知っていても、仕事で活用する機会がありませんので、購入はしません。
それから、小説、自叙伝、ドキュメンタリーも、活用のしようが無いため、購入していません。

2.
価格と内容のバランスは適切か、とは、つまり、コストパフォーマンスを差します。内容が良くても、価格が高額ならばそれは当然の事です。良心的価格で、まさかここまでのノウハウを紹介してくれているなんて!という時に、高い評価をします。
私の中では、1200円までは安い、1600円まではそこそこ、2000円まではやや高い、2400円までは高い、それ以上は非常に高い。という価格のグレードを置いています。たまに、1200円までの価格で2000円くらいの本と同レベルのものがあったりします。そんな時は、いい本を見つけた、と感じます。また、1600円までの本は、内容がイマイチでも、しょうがないかな、とあきらめがつきます。しかし、それ以上の価格の本で、イマイチの本もあり、そんな本を買ってしまった時は、とっても悲しいです。
私がこれまでに購入した本からの傾向では、2400円以上の本は、いいものが少ないです。この部類の本は、他に類書が少なかったり、先進的な理論を取り入れたり、といった内容が多かったです。そういった希少価値から値段が跳ね上がるかとさえ思います。そして、ほとんどの場合、やたらと文章が長いです。もうすこし、内容を整理したり、図解や表を使用し、シェイプアップをかけてもらいたいです。こういった部分は、低価格の本の方が、大変優秀です。

3.
文章の作文レベルが一般水準以上か、とは、読みやすい表現であるかどうかがポイントです。どんなに良い内容であっても、読みにくい、理解しにくい文章表現では、苦痛そのものです。
これは、けっして、高い作文能力を要求しているわけではありません。
しかし、本を出すくらいの実力者でありながらも、30冊に1冊ほど、何を書いてあるのか、よく分からない文章の方がいます。出版社の編集者の目を通しているはずなのに、信じられませんがこれは現実です。読んでいると、文章に集中できず、内容が頭に入ってこない、こんなケースがあります。