イオン社労士事務所のブログ

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年金のお問い合わせ

お客様のところへお邪魔した際、年金のご質問を受けました。
その場では、お答えが分からず、保留にさせて頂いて、事務所に戻って対応をさせて頂きました。

こんな時に、日ごろ、購入してストックしてある実務書がフル稼働します。
本棚の年金の本を2冊ほど引っ張り出して、ページを手繰ってみたところ、答えがありました。
どちらの本でも、同じ答えになっている事を確認して、回答ができました。

ただ、厳密には、お客様からのご質問に対し、完全にマッチした答えは出せませんでした。
どうも、個人ごとに異なる、レアケースの状況にある様で、
その個別の事情の理由までは、把握できないからです。

最近、これまでの経験を踏まえ、労働法令関係と社会保険法令関係を総括してみると、
ロジカルな労働法令関係と、ファジー社会保険法令関係、という感想を持ちます。

労働法令関係は、その結果をほぼ理屈で説明する事が可能です。
また、考え方をきっちりと筋道立てて明らかにできます。
その為、同じ内容であれば、全てのケースで同一の結果が出てくる、という事がほとんどです。

これに対し、社会保険法令関係は、ファジーなのです。
個人ごとに、結果が違ってくるケースが少なくありません。
それに対し、明確にその裏付けの説明を行なう事は、ほぼ不可能です。

一見、理不尽な部分が残る社会保険法令関係ですが、
開業し4年経過となって来ると、
またそこが、補償制度の性格がにじみ出ているようで、どこか憎めまない、
と思えるようになりました。