本来加入する事となる社会保険へ適正に加入手続きが行なわれていないと、
最も被害をこうむる事になるのは、労働者となります。
例えば、本来雇用保険への加入手続きが必要なところ、何らかに理由で加入されず、
そのまま退職に至った場合、再就職までの間、
その労働者は何の保障も受けられない事となってしまいます。
これは、労働者にとって大変重大な出来事です。
その労働者が一家の大黒柱であったら、その一家全員に対し影響してしまうのです。
そして、その労働者の退職が、労働者自身の一身上の都合によるものでしたら、
自分で決断した分、失業中の生計について何らかの対応をしているかもしれません。
しかし、労働者が離職してしまうケースには、会社都合もあります。
会社からの解雇であったり、経営不振によるリストラ、また、天災による事業の廃止、
というケースです。
これらのケースでは、労働者には離職に対しての何らの心構えも無いのですから、
退職中に雇用保険の失業手当がもらえないのでは、即刻、明日の暮らしから路頭に迷ってしまいます。
ここまでは、極端な内容の事例でしたが、社会保険に適正に加入できているかは、
労働者にとっては切実な問題なのです。
全然印象が違います。