企業において労働者が勤務している以上、人事的な色々な出来事が発生します。
また、計画的に進めて実行する管理型の人事の業務も発生します。
労働法令に基づく労務管理、という職務は、その人事業務の一部、となります。
従業員の社会保険手続きも、人事業務と言えるでしょう。
そして、場合によっては、人事関係の業務以外の役割を担っている「総務」係もいるでしょう。
例えば、代表的なものとして、経理、法務（労働法令以外の法律関係）、渉外、等があります。
社内には、この他に、営業、製造、販売などの業務もありますが、
これらは、企業における基幹業務であり、売上に直結する部門ですから、
専属の担当者がいる事が大半です。
よほど小規模な会社でない限り、総務と製造を兼任しているような事はほとんどありません。
総務に属するものとして挙げた上記の経理、法務、渉外、についても、
その業務のボリュームが増してくると、それぞれに専任者が就く事が多くなります。
ですから、総務とは、専任者が設定されていない職務を担当する部署となるでしょう。
総務という名称は、総合的に職務をこなす、という様なところが語源でしょう。
総務の職務とは、大規模企業では、株主総会や取締役会の運営、資産や登記関連の管理、
役員のスケジュールの調整から、社内の施設の保全、設備品の購入やオフィスの建物管理、
慶弔電報発信、防犯・防災対策、社内制度の改善・推進、
会社主催のイベント運営まで、非常に幅広い業務が総務の業務に含まれます
小規模企業にしても、そもそも組織的な運営ができていない事からも、独自の業務があり、
本当に多様な役割を担っています。
その人事業務は、数ある総務業務の分野に含まれます。
これまで事務所運営をしてきまして、サポートできる範囲が、人事業務の分野の隅々にまで、
広がってきています。
