イオン社労士事務所のブログ

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派遣

派遣と言えば、現在では、派遣会社から派遣されてくる
派遣社員さんという形態の事業を差す事が一般できてす。

ただ、日常的な使い方で、派遣という言葉を用いる場合、
その場所へ向かわせるという意味合いで使っている事も多く有ります。
本来、派遣とは、この様にどこかへ派遣させる、という意味となるでしょう。

そして、派遣社員さんの場合でも、どこかへ派遣させている訳ですから、
同じ意味なのですが、労務管理上でしっかりと見た場合、
派遣は、二種類を表す事となります。

まずは、日常的な意味の方の派遣ですが、
自社で行なっている業務の延長線上で、
相手先などで現場を確認したりする等の目的で一時的に訪れるというものが有ります。
これは、こちら側の主体性を持って、自らの意思で業務遂行するものですから、
通常の働きからです。

しかし、派遣社員さんの方の派遣の場合には、
基本的に相手先の主体性に従って、相手先の指示の元、業務遂行を行ないます。
こういった仕事の仕方の場合には、その派遣会社さんは、労働局に手続きを行なって、
派遣会社として届け出た上で、派遣の事業を行なう事となります。

単に、自ら手がける業務の進行上の過程で、相手先に従業員を向かわせる時、
派遣させるという事になりますが、これは日常用語で、
労務管理上の派遣ではない為、届け出は要りません。

派遣という言葉には、分かりにくいところが有りますので、注意が必要です。