イオン社労士事務所のブログ

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リスクアセスメントのご提案

今日、お盆休み明けの最初の顧問先訪問をしてきました。

内容は、
有給の半日単位での取得の検討
所得税の扶養範囲内の就労を希望する社員さんの8月までの給与金額の説明
リスクアセスメントの実施方法の説明
人事評価制度改定の案内
などです。

今回は、盛りだくさんでした。

特に、リスクアセスメントについて、本格的に実施することで話が進みました。
安全衛生マネジメントシステムの中の1パートである「リスクアセスメント」は、
労働環境の中にある、危険要因の洗い出し、リスク評価、リスク低減措置の実施
が3本柱です。

パンフレットを見ると、前置きや、周辺のテーマの話が多く、
ボリュームの多さに混乱しがちです。
今回お話しする上で、スマートに説明できるよう充分に検討しました。

まず、先にリスクアセスメントを行うシートをお渡しし、実施方法からお話しました。
各作業を一つずつ、分離し、その作業ごとに、
どんな危険があるか、どのくらいの可能性があるか、どの程度の危険か、
などを一つずつ積み上げていけばよい事になります。

シートの構成は上記の通りですから、比較的短時間で終わります。

しかし、リスクアセスメントは、危険要因を書面に表示する事が表面上の目的です。
実務上は、
会社全体で、各作業ごとのリスクを認識すること
従業員にリスクへの意識をもってもらうこと
初めてその作業につく人に、目を通してもらい、危険に注意した作業を実施してもらうこと
が大切です。

こういった積み重ねが、労働災害を未然に防ぐ事へ、つながっていきます。