イオン社労士事務所のブログ

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業種分類

NTTのタウンページによる業種分類は、オリジナルの分類だと思います。

私たちは、労働保険の成立手続き等のときに、企業の業種の分類を意識する機会があります。
この分類は、労働基準法による分類が基礎で細分化されたものです。
労働保険の労災保険上の分類では、業種により、保険料率が決まります。
特に製造業に対しての区分がとても細かくなっています。

しかし、電話帳の業種分類は、どのような業種もとても細分化され、機能的です。
これは、一般消費者の視点で作られ、使い勝手を追求して構成が作られてきたものと思います。
また、タウンページの目的は、必要とするお店や会社を探しやすくして、電話してもらう
ところにありますから、業種の分かりやすさはその要になります。
長年の積み重ねで出来上がったものなのでしょう。

私が最近感心したのは、製造業に関しても、とても合理的な業種分けがなされているところです。
例えば、電気関係の部品を製造している事業所は、
「電子機器」「電気機械器具」「通信機械器具」「電球・電気照明機械器具」
などの各製造業種に分かれています。

ひとくくりで、電気部品を製造しているといっても、上記のように種類の違いが有り、
それぞれ、必要とされる技術も違えば、使う機械も違うのです。

ちなみに労災保険の業種では、「電気機械器具製造業」の1種類しかありません。
おそらく、上記の4種類は、労災保険上では、同一業種とされることと思われます。