イオン社労士事務所のブログ

イオン社労士事務所のブログ

社労士も企画の時代

最近では、社労士として顧問契約した時、どういう風にサポートしてくれるのか、
その内容を尋ねられる事がよく有ります。

そもそも、社労士は、労働社会保険関係の手続きを独占業務としていることから、
単にそちらの手続きを専門に扱っている場合が少なく有りません。

そして、お客様においても、単に社内の手続き業務を外部委託できる相手先、
と見られている事があります。
しかし、少しずつその先入観が薄れ、人事労務に関する専門家としての認識が芽生え始めたところのようです。
これは、会社内において、その分野の問題が発覚し、
アドバイザーのニーズが湧き上がる状況が生まれたりすることもあるからでしょう。

ここまでは良いのですが、実際に顧問契約したら、人事労務に関してどのようにサポートしてもらえるのか、
この点のイメージが描けない事が企業の一般的な状況だと考えます。

まず、人事労務についての定義が一般の方にとって、抽象的なのです。
人事労務といっても、あまりに幅広い分野を含んでしまう為、焦点がぼやけてしまうからだと思います。

また、そもそもコンサルティング業務である為、形式的な提供方法・内容は存在しません。
お客様ごとのカスタマイズとなります。
その為、やはり、社労士として人事労務に関してどうやって対応してくれるのか、
そのイメージができない、という事になってきます。

ですから、企画書が求められる事になります。
社労士として、具体的にどうやってお客様をサポートしていくのか、事前に明示して、業務にあたる、
当たり前のことかもしれませんが、実際に実行できているケースがまれでしょう。