準備万端に時間をかけて練り上げた就業規則でも、使う事ができなければ、ただの紙切れです。
では、就業規則の運用を上手に行なう為には、どうすれば良いのでしょうか?
それは、現実の世界で、就業規則に記載されている状況が遭遇した時が大事です。
こんな時、担当者であれば、しっかりと規定されている内容を理解し、実践に活かそうとするはずです。
例えば、新しく入社した従業員がいれば、どの様な書類を会社に提出してもらうのか、
就業規則の多くには記載してあります。
この内容に沿って、本人にきちんと伝えなくてはなりません。
それが会社のルールだからです。
こういった責任感も持ちながら、その内容に従おうとする場面こそが、
就業規則の内容を覚えていく絶好の機会です。
ほとんどの方にとって、就業規則に触れる機会はそれまで無かった事でしょう。
ですから、部分的に一つずつ、覚えていく事が現実的です。
そして、こうやって、実務を通して、就業規則を使っていく運用があってこそ、その活用に繋がります。
一生懸命に作った就業規則が、こうしてようやくその価値をもたらす事となります。