東日本震災の被災者の方がスーパーでお菓子を購入できた事について、
感慨深げに、「お菓子を食べていると子供が落ち着くんです」と、お話しされていました。
ようやく営業を再開したスーパーで、でも臨時営業の形態ですから、
残っている在庫を中心に何とか販売をされているという状況でした。
お菓子なら日持ちしますから、こういう時には、店頭に並んでいそうです。
ただ、私から見ると、生活必需品として、水や食料を中心に買い求める考えが先行するのかな、
と想像します。
しかし、実際に購入される品は、お菓子を先に購入していらっしゃる様でした。
食料と考えた場合に、お菓子の価値はそれほど高くありません。
ご飯や麺・パン、といった主食がその中心だと思います。
ですが、お菓子には食料という分野を超えた役割があった事をこのニュースで知らされました。
精神的に苦しい状況でも、お菓子を食べられるという事、
その行為が子供の心に大きな安定をもたらすと、このお母さんは考えているようでした。
また、子供がお菓子を食べている光景を見つめていられる親にも
精神的な安らぎが与えられるのではないでしょうか？
お菓子には、人の心を満たす魅力が詰まっている事を知り得た瞬間でした。
