至極当然な姿です。
その場合、従業員の能力のレベルは、既存の水準による事となります。
しかし、この水準が上がってくる事により、事業レベルの引き上げができたり、
業務効率が高まりコストが下げられたりします。
つまり、従業員の能力水準は、経営成績に直結します。
ですから、業績を上げたいならば、従業員に対する人材育成が欠かせない事となります。
ただ、現場では、目の前の仕事の遂行に精一杯で、
教育訓練がしっかり実施されている場合は、まれでしょう。
また、教育訓練とは、普段従業員が職務をこなしていく上で、
どうしても是正すべき点、として気がついた部分を正していく様な事も含みます。
その都度注意を実施したり、まとめておいて後日指導する事もあるでしょう。
ただこれでは、場当たり的で、対処療法な部分が否めません。
理想的な方法は、遠い地点の目標を立て、そこに向かって近中期的な訓練を実施する事でしょう。
それから、教育訓練をするにあたり、効果の上がる方法が見つからず、途方に暮れるケースがあります。
これは、訓練技術が会社側の方に欠落している事、
また、従業員側の意欲・成長ののりしろ、が起因している事もあるでしょう。
あまり成長が見られない、ということがあるのではないでしょうか?
この様に人材育成の難しさが、そのまま経営の難しさとも共通している、といえそうです。