イオン社労士事務所のブログ

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雇用保険の手続き漏れ

雇用保険の被保険者の資格を、
取得手続きが漏れていたり、喪失手続きが漏れている事が、
時々、見かけられます。

雇用保険は、加入する対象となる方が多いので、
手続きの頻度も多数となり、
煩雑さにまぎれて、必要な手続きが漏れてしまう事が第一にあると思います。

更に、社会保険と違い、毎月の保険料納付額により、
手続き漏れによる過払いや支払い漏れが影響して事があります。

社会保険の保険料は、その時点の被保険者数などに基づく、
随時の算定支払額となります。

雇用保険の保険料は、1年に1度、または、1年に3回分割払い、
となり、保険料から、手続き漏れに気がつく、
タイミングが、少ないのです。

また、雇用保険保険料は、事業所が計算する賃金額で決定されます。
それに対し、社会保険料は、毎月の届け出による被保険者数などにより、
保険料が決定します。
手続き漏れによる影響が、その月の保険料に直接反映されます。

雇用保険でしたら、事業所届け出の計算の際に、
実際に退職済の労働者の賃金額は、
事業所の裁量で算定の基礎に入れませんから、
保険料の際が生じません。

その為、社会保険の手続きが無事にすんでいても、
雇用保険の手続きだけが手つかずで放置される現象が発生してしまいます。