イオン社労士事務所のブログ

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無期労働契約 正規雇用

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本日、キャリアアップ助成金という制度の
パンフレットを見ていましたら、
有期労働契約を無期労働契約に変える場合、
と併記して、
有期労働契約を正規雇用に帰る場合、
という表現がありました。

行政の作成する文書は、
単語が違う場合は、意味内容も別の事を指しています。

無期労働契約と正規雇用労働契約と、
果たして、どのように内容が違うのか、
と悩んでしまいがちです。

これは、仕事内容等、そして、賃金などの処遇についても、
その事業所における通常の労働者(正規雇用者)と、
同等のレベルに達する場合に、
それを「正規雇用」と呼んでいます。

ですから、補助的な仕事を担当し、賃金などの水準が、
従前の有期労働契約当時のままでは、
正規雇用とはみなされず、単に、
労働契約の期間の部分が、有期から無期に変わった、
という見方をしています。

ただ、この様な言葉の定義は、キャリアアップ助成金という制度の中に限ってのものです。

他の助成金制度、他の労務管理の分野では、
また違う意味合いで、捉えられていますので、
よく注意が必要です。

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