イオン社労士事務所のブログ

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休職制度

休職規定の整備がきちんとできている企業はそれほど多くありません。
とは言いましても、就業規則に、休職時の取り扱いについて記載のある事は、
ほぼ常識的ですので、ここでいっている事は、
実際の求職者の発生時に対応できる水準の制度になっているかどうか、
という観点の話です。

労働安全衛生法の定期健康診断にメンタルヘルスの要素が組み込まれようと、
議論されたほど、職場では、メンタル不調にかかる人が少なくありません。

この場合に、きちんとした休職制度ができていないと、
合理的な内容による休職の取り扱いが行なえないですし、
筋の通った計画的な制度を貫く事もできません。

こういった不完全な対応をとっているのでは、
労使の関係が良好な限り、問題は起きにくいですが、
メンタル不調者がおみえの時などには、どうしてもトラブルに発展しがちです。

休職制度が整備されていても、トラブルは起こるでしょうが、
実際にトラブルになった時、後ろ盾となる休職制度が整備されている事で、
その後の交渉の進め方なども非常に容易になるでしょう。

ですから、休職者が発生した時、休職でトラブルになった時、
どんな場面でも、休職制度の大切さが浮かび上がります。