被保険者の勤務している事業所名が記載されています。
少し前には、この事業所の所在地まで、
記載されていました。
そして、事業所が移転した場合など、
健康保険証の記載事項も変わるものですから、
その事業所の全員の健康保険証を、入れ替えるという作業が必要でした。
それが、現在の様に、事業所の名称だけの記載となり、
所在地変更の場合には、健康保険証の表記に変化が無いので、
健康保険証は従来のものをそのまま、使い続けていく事になっています。
名称も所在地も、頻繁に変わるものではありませんが、
その度に全て健康保険証を入れ替えていたという時代から比べると、
頻度は半分ほどになったかと思います。
健康保険証が、樹脂製のものの場合、廃棄するだけでも、
資源とエネルギーのロスが大きいですし、
そもそも全従業員の保険証を回収して、年金事務所に持参する、
という手間もなかなか大変なものです。
ですから、新方式では、色々なメリットが生まれています。