イオン社労士事務所のブログ

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出産と高額療養費

健康保険の被保険者又は被扶養者が、
出産した時にかかる費用が高額になるケースがあります。

ここでは出産した費用として、医療機関等で出産された場合に、
その医療機関に支払う支出の事を指しています。

そして、ほとんどの場合、出産育児一時金相当の支出がかかる事でしょう。
それが、場合により、金額がうんと跳ね上がるケースがあります。

典型的な例が、帝王切開による出産の場合です。
手術的な施術となりますので、相応に金額が上昇します。

ただ、帝王切開では、その施術は健康保険の治療行為の一種として、
保険給付の対象となります。
ですから、保険診療部分の金額は3割負担です。
また、その3割分が非常に高額な場合には、健康保険高額療養費制度の対象となります。

さらに、事前に限度額適用認定証を提出しておけば、
そもそも退院する際に、自己負担限度額を超える請求がされません。

ただ、出産の場合には、特別扱いして、個室を利用していたり、
いろいろなその他の支出(保険対象外)のものがありがちですので、
一概に支出の負担の心配が及ばない事を期待できません。