紛失している場合の時には、年金手帳の再発行手続きを同時に行なう事が代替措置として、
用意されています。
この様な取り扱いになる前は、基礎年金番号は記載せず、
空欄のままで手続きができました。
そうしますと、住所生年月日などが、完全に一致した時には、
システム上の既存の人物と同一と判断され、
その基礎年金番号が用いられていました。
ところが、引っ越しなどにより、既存のデータに同一人物が見当たらないという時、
新規に番号を割り振る事がされていました。
これにより、基礎年金番号が複数となり、
それが積み重なり、年金記録問題の一因となってしまっていました。
現在では、既存のシステム上に、20歳以上の者であれば、
必ず、同一人物のデータがあるものとして、しっかりと検索を行なうようです。
1人に対し、基礎年金番号が複数とならない様に。
そして、基礎年金番号が見つかる事が大前提ですから、
年金手帳の再発行が同時になされる形をとっています。