労働者派遣は、許可または届出の手続きを行なって、
初めて事業を行なう事が認められる制度になっています。
この制度の存在は、
ビジネスの世界では、ほぼ常識になっています。
ただ、一般個人のレベルでは、完全にその様な内容が、
浸透しているのか、と問うと、
まだまだ、知れ渡っていない状態かと、思われます。
人によっては、何となく、労働者を派遣する、
というスタイルに胡散臭さを感じるイメージを受ける方もいるでしょう。
しかし、現代では、労働者派遣は、
冒頭の通りに、許可または届出を行なっていないと、
実施できない事業ですから、
大変クリーンな事業とも見る事ができます。
そもそも、手続きを行なう事により、
行政がその事業主の素性を明らかとし、
また、一定程度の経営要件を満たすことを要求しています。
その為、その他の誰でも開業できるという、
特に手続きの要らない通常の事業よりも、
事業主及び企業の透明性・規模適性が優れている、
といえる事でしょう。
労働者派遣は、派遣を行なっている事業主が、
派遣を受けている事業主より手数料をもらって、
生業を立てています。
労働者を派遣し、労働力を提供し、
そのサービス料を得ているといえます。
この形式について、違和感を感じ、
労働者派遣を胡散臭い、と唱える方もいるようです。
世の中の経済レベルが高度化し、
多様なビジネスが行なわれている現代です。
労働者派遣は、そもそも国では、
手続きがなされ、
基準をクリアしている限り、
その事業を認めているのですから、
多くの形式のビジネスが存在する現代で、
立派に世の中の認知を得られている事業と言えるでしょう。
