イオン社労士事務所のブログ

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就業規則 その7

当事務所では、就業規則に経営心を盛り込む事を大事にしています。

事業主には、当然、会社の将来をこうしていきたい、業務品質をこの基準に持っていきたい、
顧客対応はこうでありたい、従業員間のチームワークを高めたい、などいろいろな思いがあります。

その全てを就業規則に盛り込む事はできません。
就業ルールとはかけ離れた性質の思いもあるからです。
ただ、かけ離れているとは言え、それらを踏まえて対応にあたる場合と、そうでない場合には、
大きな違いがあるでしょう。

ある規定の作成を行なう際、事業主の意向を汲んだうえで、作文を行なう事は、やはり違いが出てくるのです。

そして、その為には、経験が大きな違いをもたらすと思います。
いろいろな会社の就業規則、社内規定の実物。実務書に記載されている就業規則の例文。
それらを見てきた数が多い方がやはり対応力が高まります。

種ををたくさん抱えている方が、よりふさわしい花を選び出せるように、
蓄積を高めてきた事が、アウトプットの際に、意向を踏まえたよりふさわしい規定の明文化に繋がります。

また、ほとんどの場合、就業規則作成の際に関わってくる事業主の気持ちというものは、
ぼんやりとしたままであることばかります。
この点に関しても、たくさんの経営者の方とお会いしてきた経験が多いほど、
事業主が言わんとしている事を感じ取り、顕在化する力が備わります。

当事務所では、経営心を盛り込んだ就業規則作成を心がけています。